2020.11.25

ロボコン2020の回路のお話

あゝ2020年

2020年は特殊な年だった.2月ごろにコロナが流行し始め4月からの新学期も学校に行けず,うちでは7月までオンライン授業となった.もっとも,オンライン授業は有人と通話しながら受けたりしていたので結構楽しかった.唯一製図の授業がカスだったけど.

ロボコン2020の本来のルールが知りたくて夜しか眠れない.事務局も対応を迫られ.ロボコン2020はオンライン開催となりルールも特殊なものとなった.

私のチームのロボットとその回路

私たちのチーム「バンドロイド」は楽器を演奏するロボットを製作した.人間の指のような機構を作るというのだから大変だ.なにせアクチュエータの数が多い.地区大会では3台のロボットを作成したが,一番アクチュエータが多かったピアノロボットで20数個のアクチュエータを用いた.回路が大変である.自分の作ったソレノイド基板が使い物にならなさすぎてよく燃えた.おそらく駆動系の配線だろう.

そのため全国大会では基板設計を見直し基板を再発注した.1か月ちょっとしかなかったため急いでやった.JLCPCBありがとう.そういえば2020の2月くらいは本当に基板が来なかった.合ロボの基板を発注していたが,中国での流行が始まった真っただ中だったため,工場が停止し,検閲も厳しくなった影響で1,2か月到着までかかった.

全国大会では改良した基板を使用し,きおくの中では特に大きな問題もなく大会を終えた.

まとめ的な

総括すると2020はとにかくロボットの大きさの割にアクチュエータの数が多く大変だった.まあそもそも泣かないような安定した基板を製作するのが回路班の役割である.あくまで自分個人の意見だが,やはりロボコンの回路においては挑戦よりも安定をとるべきと考える.回路は機械や制御にどんなトラブルがあっての絶対にまともに動かなければならない部分だからである.回路に新しい技術やシステムを導入するなら,技術開発はオフシーズンなどを活用して,他の班とのすり合わせを十分に行ってからするべきだ.